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藤生シェフの講習

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今年は3品。
そのうちの1品は「カーディナル」。
シェフが力を入れておられる古典菓子です。
使われる材料や作り方はとてもシンプルだけど、その分素材の持ち味が分かりやすい。
かつ、ちょっとした事だけど合わせ方次第で生地の食感が変わる。
久々にお砂糖無しのメレンゲを手立てして、腕がプルプル。
素朴だけど美味しい、しっとり、懐かしい感じ。

後の2品は米粉のクッキーといわゆるフロランタン。
今回のフロランタンは土台がパート シュクレでなくて、フィユタージュ。
私はこのタイプに初めて出会いましたが、フランス菓子では本来はこのタイプってシェフはおっしゃってました。
未々へぇーが一杯です。
食べてみるとパイの層がホロホロして、パート シュクレの物より優しい食感。
だけど、ボロボロ落ちてお上品には食べ辛かった…

古典菓子の99%は宗教に関係しているとの事。
食べて美味しい~も大切だけど、お菓子の背景にあるストーリーを知る事も面白い。
だから休息日が無くても、ついつい予定を詰め込み過ぎる…
夏の藤生シェフの講習は、仕事と時間に追われてプライベートがほとんど無い私の数少ない楽しみのひとつ。