毎年恒例の栗炊き休みです。
お店を始めた頃は栗炊き休みって言うとお客様に笑われたり、ふざけてるのかと言われた事もありました。
お菓子教室、製造 、販売、その他雑用全てを一人で行っています。
営業しながら、接客しながら、ではなかなか出来ない仕事は、夜中か定休日にするしかありません。
栗は出回る期間が短い上に足が早いので、当店のスタイルですと一気に炊いて保存瓶にストックして使っていくのがベストと思っての選択です。
10年過ぎましたのでこのスタイルも、随分周知されて来たように思います。
それでも未だに年中「モンブランは無いの?」と聞かれますし、季節商品だとご存知の方も8月終わり頃から「今年は何時頃?」と聞かれます。
私のモンブランを気に入って頂けるのは、とても嬉しく有難い事です。
そうは言っても人間がする事ですので、作れる数にも限界があります。
モンブランに限った事ではありませんが、一つ一つ、時間と手間を掛けて作っています。
モンブランはそれが群を抜いています。
何れくらいの手間なのか、お客様には関係の無い事かもしれません。
だけど、前々からどうやって作り出されているのか知って欲しいなぁと思っていました。
作業が膨大過ぎて写真を取り忘れたり、
意識が飛びそうになりながら栗の皮を剥いたり、
渋皮の掃除をしたり、
で、なかなかblogには書けていませんでした。
今年は火入れの間に書けるだけ書いてみようと思います。
モンブランを召し上がって頂く時に、少しでも思い出していただけたらと思います。
先ずの写真は毎年恒例の皮剥き後の残骸です。
見苦しいですが、これだけはちょっとでも大変さが伝わるかと思って毎年載せています。